グループワークに参加をご検討されている方に、ワークの内容を体感していただくために、過去の参加生が作成した感想を編集し、疑似体験できるものを作成しました。
わかりやすくするために、良い感想を中心にしていますので少し割り引いてご覧ください。実際は、個人差や、状況によって変わってまいります。吃音の症例が中心ですが、一般でも変化のプロセスは同様です。※グループワークの内容も現在とは異なっていますのでその点はご了承ください。
※なお、レポートや感想にある「スケーリング」とは、症状の改善を全治を10として、現状を数字で表したものです。
また、集合ワークや講座、教室とは「グループワーク」のことを指し、トレーナーとはカウンセラーの事を指しています。
・1回目は、悩みの本質と克服法についてのレクチャーなどで悩みに対する思いこみをとりはらっていただき、まずは下地を作っていきます。1回目でも大きな気づきが得られます。
<レポート>
この日のワークは主に次の三つでした。
・ 目先のことにとらわれるのではなく、真に大切なものを見極め、それに向かって、広い視野を持ち行動できる人間になりたい。
・ 自分のためだけでなく、他人のためになる仕事が出来る人間になりたい。
・ 楽しい家庭を持ちたい
このような意見がありました。次に、どうしてそのような人間になりたいのか、そうなることで何を得ようとしているのかといった質問を繰り返し、自分にとって、今何が最も価値あるものかということを探りました。
その結果、見つけた「価値」は・ 充実感、感謝する心、柔軟性・ 社会貢献・ ゆとりのある生活というものでした。
昔と違って、理想の自分の姿がはっきりと見えているということを自覚しました。そしてその姿が、内面的なこと、自己中心的な目標ではないことを実感しました。
・ 吃音を克服した後にあるゴール
・ 話したいときに話したいことを素直に話せる状態
・ 冷静に物事を判断し、落ち着いて行動できる状態
・ 会話を真に楽しめる状態などの意見が出ました。
・ わざとどもる(どもろうとする体の要求を素直に受け入れるワーク)意識的に(わざと)どもりながら会話を楽しみました。
「どもらなければいけない」という状態(日常ではまずないですよね!)になって、気持ちがスーと楽になっていくのが分かりました。
どもるかも知れないという不安がなくなり、本当に会話を楽しめました。日常では会話を楽しめたと思える時でも、どこか吃音に対する不安があって本当に楽しめてはいなかったんだということを実感しました。
とても、貴重な体験でした。 しかし、よく考えれば、日常でも誰も「どもってはいけない」といっているわけではありません。
全ては自分自身がそう思い込んでいるだけです。この思い込み(ビリーフ)を外せれば、吃音も人間的にもすごく変わるんだろうと思いました。
・ ビリーフを見つける 吃音克服を妨げているビリーフ(思い込み)を探りました。
「どもりたくない」「なぜ?」「恥ずかしいから」「何で恥ずかしいと思うの?」このような問いかけを自分自身で行いました。
結果、次のようなビリーフがあることが分かりました。
・ 人に好かれなければならない
・ 人に弱みを見せてはいけない
・ 人に迷惑をかけてはならない
・ やるなら完璧にしなければならない ビリーフの内容自体は決して悪いものではありません。しかし、それが行き過ぎると問題が出てくるのは明らかです。
ビリーフを正しい方向に変えていくように努力していきたいと思いました。
(今日を振り返って)
楽しく話せたというのが、一番印象に残りました。そして、今の自分の中にある考えは決して絶対的なものではなく、ビリーフを変えていくことで、自分のなりたいようになれるということを実感しました。とても有意義な一日でした。(^O^)
一番印象に残ったのは、自分の価値と結ぶというワークでした。
ワークを体感して自分の価値を知ると、これまでの自分の行動のモチベーションの理由が明確になって、なにをしている時が自分は一番心地良かったか、とか、調子が悪い時は一番大事なことをおざなりにして別のことをやっていたんだ、ということがわかり、一気に気持ちが楽になりました。
また今後自分の意志を決定する道しるべを得たような感じもあり、視界が開けました。
これまで価値を明確にできていなかったせいか、他人から押し付けられた価値観で自分をはかり不一致を起こしていたのが、自分の価値を知り自己一致を得ることで、気分がとても軽くなり、また不思議なことに吃音も突然軽減しました。
ちょっと驚きです。
●第一回目の感想(別の方の感想)
じっくり話せて、とても濃い時間でした。なんだか活気がありました。また、テキストを見返すことで普段でもモチベーションを保ててよいです。
本当に自分が求めていることが分かって、それに向けて行動できるようになると、なんだって叶えられる気がします。
6か月先の理想の自分を描いたとき、当たり前のように『これはできるだろうなぁ』と思った自分がいました。だから絶対できると思いました。
教室を終えて具体的に変わったことといえば、電話対応で『席をはずしております』が言えない(というか言えないと思い込んであきらめていた)ので、『いませんけど』で済ましていたことを、気持ち良くどもりながら『席をはずしております』と堂々と言うようになった。
友達との電話で、話したいことをどもりまくってでも話すようになった。
ちょっとシャイがマシになって自分が出せるようになった気がする。
です☆
追伸 どもることもできるし、しゃべることもできる。という言葉が目からウロコでした。