グループワークに参加をご検討されている方に、ワークの内容を体感していただくために、過去の参加生が作成した感想を編集し、疑似体験できるものを作成しました。
わかりやすくするために、良い感想を中心にしていますので少し割り引いてご覧ください。実際は、個人差や、状況によって変わってまいります。吃音の症例が中心ですが、一般でも変化のプロセスは同様です。※グループワークの内容も現在とは変わっていますのでその点はご了承ください。
※なお、レポートや感想にある「スケーリング」とは、症状の改善を全治を10として、現状を数字で表したものです。
また、集合ワークや講座、教室とは「グループワーク」のことを指し、トレーナーとはカウンセラーの事を指しています。
第四回目は特別に外部のセラピスト、カウンセラーを多数お招きしてのワークとなりました。一対一の個別セッションを全員に行います。ビリーフチェンジ、タイムラインなど、とても効果があるセッションです。最後皆さんとても暖かい空気の中、大きなギフトを得ることができまし
た。
※現在は、外部のカウンセラーをお招きすることはしていませんが、ブリーフセラピーの雰囲気を感じていただけるかとは思います。
<レポート>
今回は外部からサポーターの方が10名いらっしゃり、ワークをサポートして頂きました。
・吃音のビリーフ、原因、結果、意味についてどのように感じるかを知るワーク まず、「ビリーフ」、「原因」、「結果」、「意味」の四つの文字が書かれた紙を目の前に用意します。
ビリーフなら「ビリーフ」の場所にいってみて(実際は頭の中で「ビリーフ」という文字を思い浮かべてみて)どのような思いが湧き上がってくるかを感じました。
「ビリーフ」のところでは、「うまくしゃべらなくてはいけない」
「原因」のところでは「中学校のときの国語の時間」
「結果」のところでは「恥ずかしい、惨めな思い」
「意味」のところでは「吃音だったから、人の痛みが分かる自分になれた」「吃音のおかげで、本当のコミュニケーションが何かが分かった」というような思いが湧き上がってきました。もちろん、湧き上がってくる思いには正解などなく、一人一人違っていて当然です。大切なことは、今の自分の感情を素直に自覚することです。
・タイムラインのワーク
今の自分を基点に後ろに過去、前に未来の時間軸をイメージします。後ろに行けば、過去に、前に行けば、未来に行っていることを意味します。まず、吃音でつらい思いをしていた過去に戻りました。言葉が出ずに、恥ずかしく、つらい思いをした場面が
浮かんできました。ジーンとする体の感覚、胸がグットする不快な感覚がありました。そして、その時点から未来に向かって、歩いていき、吃音を克服した理想とする自分になりきりました。その自分として、また過去に戻り、あの時点でどのような力があればよかったのかを探りました。そして、過去のわだかまりを清算しました。
現在の自分の行動は過去のトラウマなどによって支配されているところがかなりあります。過去をポジティブに清算することで、現在の自分が見違えるように変わっていきます。最後に、サポーター、トレーナーの方、有意義な時間をありがとうございました。
●グループワークの感想(別の方の感想です)
タイムラインのワークは自分に強烈な変化をもたらしてくれました。多くは書ききれませんが、これまで何か駆り立てられるように頑張ってきた自分を全部肯定できるようになり、力がスッと抜けた状態を手に入れることができました。
どもりに関しては、これまでずっと排除しようとしていたのですが、どもりも自分の一部だ・どもりにも優しくしてあげようと思えるようになると、不思議とどもりが消えてしまい、今では対人関係の場面でほとんどどもることがなくなりました。先日はNLPの入門セミナーに行って初対面の方大勢の前で自己紹介をしましたが、緊張もなくどもりもなく、笑顔で自分をアピールできたことも自信になりました。
また自分の心の動きがよく見えるようになりました。このおかげで、自分がずっと見て来れなかった過去のビリーフがあぶりだされてきました。おそらくこのビリーフが自分を駆り立てるものを作り上げた大きなビリーフだと思います。今後は、個人的にNLPも体得し、自分のためだけでなく、多くの方を幸せにできるような、また多くの方に優しくできるような自分になるのが目標です。(もう成長するとか、スキルを上げるとかはどうでもいい感じです。そういうのは後からついてくるものだな~と思います)
●グループワークの感想(別の方の感想です)
外部から初めてお手伝いに来て頂き、結果として心温まる集合ワークになったと感じています。
当日、実は少し二日酔い気味で「流した」感がありましたが、最後の感想を聞いている内にジワジワと心から染み出るようなモノが有り、とても得るものが大きかったと思います。
ところで、NHKの「ためしてガッテン」って観られる方いますか?
僕は時々見るのですが、先週のテーマが「高所恐怖症の克服」、今週が「胃持たれ」でした。
どちらも恐怖心や不安が更に症状を悪化させることが最大の原因でした。
「どもり」と同じでビックリしました。
解決策は、客観的に自分を観察する事。
改善の兆し或いは恐怖心や不安への慣れを別の角度から認識する事により飛躍的な改善がなされた、という内容でした。
これが実は最新の医療法ともいわれ「バイオフィードバック」とか言う原理を活用したモノのようでした。医学が進歩するにつれ、脳(こころ)と体の関わりが更に解き明かされているようです。
前回の休憩時間にサポーターの方と話させて頂きましたが、「タイムラインワーク」も本人が思っている以上にかなり強力な効果が有る様です。
実際には脳を直に触っているのと差ほど変わらないとの事で驚き少し恐くもありました。
●グループワークの感想(別の方の感想です)
第4回目で印象に残っているのは、最初のワークでの会話の中で、自分が吃ることを選択した瞬間を体験したことです。以前は、「自分からわざわざ吃ることを選択せ~へんやろ~」と思っていたので体感できてよかったです。(とは言っても「吃らない選択」ができたわけではないです。念のため。)
あと、印象に残っているのは、タイムライン終了後の感想の発表です。順番がまわってくるまでは逃げ出したいくらいの状態で、どもりに対する否定的な思いに支配されていましたが、マイクが回ってくる直前には、気持ちを伝えることに集中していました。もちろん、緊張もしてどもったと思いましたが、否定的な気持ちは無くなっていました。
翌日に、会議の内容を報告をする機会があり、いつもだったら吃音を排除するような感じだったのですが、その時は、新たな価値観で報告に臨んでいました。
初めての体験で、とても不思議な感じで、なんというか、これが自然体なんやろなぁと思っていました。
ただ、その後は、「自分を試さない」と頭でわかっていながら、ことあるごとに試していました。その後、自然体になることはなかったです・・・。
正直、あまりいい状態で過ごせてはいなかったのですが、新年ですし、気持ちを新たに、
トレーナーの方がいうように、「自分を試さず、期待せず、表面的な変化や、乱れではなく、真の変化を深める。」ようにしていこうと思います。
皆様、今年もよろしくお願いいたします。
●グループワークの感想(別の方の感想です)
幼稚園の時の恥ずかしい経験や、母親に対する憐憫や、怒りなどの複雑な心情などをサポーターの人に素直に話すことができました。このことによって、精神的に楽になったような気がします。こんな嫌な気持ちを今まで親友にも話せなっかたのに初対面の人に話す事が出来たのは新鮮でもあり嬉しかったです。 日常生活では特に変化はありませんが、未来に目を向けるようにしています。どもってしまうのは、この事を云おうと心の中で準備している時で普段はほとんど吃る事が少なくなったし意識もしないようになったと思います。
今、推薦図書の「腰痛は怒りである」を読んでいます。2回、3回と繰り返しよんでいます。実は20年以上前に椎間板ヘルニアと診断され、時々ひどい腰痛に悩まされて来てもう治らないとあきらめていたのです。ところがこの本を読んで希望がわいて来ました。
腰痛と吃りと一見無関係と思われる人が多いと思いますが、腰痛も間違った思いこみで治らなくなっているのでその意識というか信念を替えていくことににより治ると云うことが書いてあります。もちろん、医学的なデータもしっかり掲載されいて十分説得力があります。まさにビリーフチェンジです。