皆様の中には、対人関係がうまく行かずに悩んでいる人は多いと思います。なぜ、私たちは人と接するときに、おかしな行動をとってしまうのでしょうか?頭で考えている理想的な振る舞いとは反対のことをしてしまうこともしばしばです。別にそんな行動を取らなくても、と思うことをしてしまう。本人も気がついていることも多いです。でも、やってしまう。
問題行動だけではなくネガティブな感情にとらわれたり、ということもあります。なぜそのようなことが起きるのでしょうか?実は、“愛着(アタッチメント)”という観点に注目するとその謎が見えてきます。“愛着(アタッチメント)”の形成がうまくいかない背景にはトラウマも影響します。
今回、多くの人に知っていただきたいと思い、医師の監修のもと公認心理師が、愛着(愛着障害)についてまとめてみました。
よろしければご覧ください。
<作成日2015.10.16/最終更新日2024.6.7>
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この記事の執筆者三木 一太朗(みきいちたろう) 公認心理師 大阪大学卒 大阪大学大学院修士課程修了 20年以上にわたり心理臨床に携わる。様々な悩み、生きづらさの原因となるトラウマ、愛着障害が専門。『発達性トラウマ 「生きづらさ」の正体』など書籍、テレビ番組への出演、ドラマの制作協力・監修、ウェブメディア、雑誌への掲載、多数。 |
この記事の医療監修飯島 慶郎 医師(心療内科、など) 心療内科のみならず、臨床心理士、漢方医、総合診療医でもあり、各分野に精通。特に不定愁訴、自律神経失調症治療を専門としています。プロフィールの詳細はこちら |
<記事執筆ポリシー>
・公認心理師が長年の臨床経験やクライアントの体験を元に(特に愛着やトラウマ臨床の視点から)記述、解説、ポイント提示を行っています。
・管見の限り専門の書籍や客観的なデータを参考にしています。
・可能な限り最新の知見の更新に努めています。
・偏見や誤解を防ぐために、最新の診断基準(DSM)などでは病名のdisorder「障害」を「症」と表記するようになっています。ただ、一般には情報を調査、検索する際に旧名称(~障害)で検索されるケースのほうが多いために、便宜的に「障害」との表記を残しています。
もくじ
・愛着(アタッチメント)とは何か?
・愛着のメカニズム
・愛着障害とはなにか?~さまざまな悩みを生む
・あなたはどのスタイル?~愛着スタイル4つの分類
・愛着障害を克服するために必要なこと
→関連する記事はこちらをご覧ください。
▶「愛着(アタッチメント)スタイル/愛着障害の種類と特徴~その診断とチェック」
▶「子どもの愛着障害の特徴と治し方~愛着(アタッチメント)を育む4つのポイント」
▶「大人(青年期以降)の愛着障害の治し方~必要な5つのポイント」
愛着(アタッチメント)は、現在の臨床心理において欠かすことのできない最重要な概念の一つです(教育や経営など幅広く活用されています)。非常に分厚い研究、調査のエビデンスに支えられいて、臨床においても応用、展開がしやすく、見立て~解決を大いに助けてくれます。当事者にとっても、自分の生きづらさや悩みがなぜ生じているのか?どのようにすれば解決につなげていくことができるのか?について一面的ではない示唆を与えてくれます。悩みや生きづらさの背景には、必ずと言っていいほど、愛着の問題が潜んでいます。例えば、近年、問題となる発達障害といった事象も、それ自身が問題を生じさせるわけではなく、愛着不安と掛け算になってはじめて”問題”となります。愛着が安定していれば、発達の凸凹はむしろその方の資質、魅力となって現れるのです。愛着(安心安全感)をいかにして回復させるのか?これが現代の臨床心理、カウンセリングの要諦です。
愛着(アタッチメント)とは何か?
愛着(Attachment)とは、特定の他者との間に形成される情緒的な絆のことを指します。
愛着自体は、さまざまな人(もの、こと、動物など)へも形成されますが、愛着障害における「愛着」とは、生存、安全を確保するために特定の養育者に対して子どもが一方的に形成する絆です。
現実に、あるいは潜在的に危機や不安を感じた時に、特定の人との近接を求めて不安を緩和し、「安全感」を得ようという生まれながらの性質のことです。
心理的な性質ではなく人間以外の動物でも見られるものであり、生物にとっては進化の過程で得られた本能というべきものです。
「愛着」というと余分な意味も含まれてしまうために、研究書では「アタッチメント」とカタカナ書きされます。
愛着のメカニズム
・人類発祥以前から続く生物学的なメカニズム
愛着というのは心理的なメカニズムというだけではなく、生物学的な現象であり、ネズミなど人間以外の動物でも見られるメカニズムです。
愛着を形成することが生物の生存にとって有利なためだと考えられます。
・人間の場合、生後半年~1歳半の間に形成のピークを迎え、その後の社会へのかかわりに影響を及ぼす
愛着は、人間の場合、生後半年~1歳半の間に形成のピークを迎えます(個人差があり、2,3歳まで続く場合もあります)。
愛着理論を確立したボウルビィは、
「望まれない子どもは、“自分は両親によって望まれていない”と感じるだけではなく、本質的に望まれるに値しない、つまり、“自分は誰からも望まれない”と信じるようになるし、逆に両親から愛されている子どもは、両親の愛情に対する確信だけでなく、他のすべての人からも愛されると確信して成長する」
「大人のパーソナリティは、未成熟な時期を通じての重要な人物たちとの相互作用、なかでも愛着人物たちとの相互作用の所産とみなされる」
と述べているように、その後のパーソナリティや社会へのかかわりの基礎となると考えられています。
・特定の対象(人物)を中心に愛着は形成される
特定の人物を中心に愛着は形成されます。特定の人物を選んで愛着を形成することを「モノトロピー」と言います。モノトロピーとは単一の人だけに愛着を持つということではありません。愛着は母親以外の家族や保育士などに対しても形成していくことが分かっています。その中でも、特定の人を選ぶというのは、愛着対象が優先順位づけされるように階層をなしているということを示しています。
愛着対象は、恋人、配偶者、などと生涯にわたって変化していきます。中でも最初に形成される特定の養育者との愛着が重要とされるのは、愛着が変化、更新していく際、最初に形成された愛着がモデルとなるからです。
・心の中に形成される愛着~「内的ワーキングモデル」
乳児は、愛着対象の存在自体が、愛着の安定に必要ですが、3,4歳以降になると、愛着対象の存在を内面化するようになります。つまり、養育者がその場にいなくても心の中でその存在や再会後について想像できます。愛着対象との関係を心の中で確信し、予測できることを「内的ワーキングモデル」と呼びます。内的ワーキングモデルとは、さまざまな物事に関係する心の中の模型(安全基地)のようなもので、養育者との関係のみならず、自分自身についても自己イメージとして内的にモデルを形成します。
愛着対象からいかに受け入れられているか、自分が愛されるに足る人物として内面化されているかが愛着の安定につながるポイントです。
さらに、内的ワーキングモデルは、成長するにつれてさまざまな状態に対応できるように「多様化」していきますが、過去の外傷体験、不適切な養育へのわだかまりが強いと、多様化が柔軟に行われずに、社会に適応しづらくなります。
・一貫性や個別性のない集団保育は要注意
大切なのは、特定の愛着対象からの「かかわりの一貫性や継続性、個別性」であるとされます。そのため、イスラエルの集団農場キブツの試みで知られるような一貫性や個別性のない集団保育は、愛着を不安定にすることがわかっています。
愛着に関連する3つの行動システム
・「愛着行動システム」、「怖れ/警戒システム」、「探索行動モデル」
ボウルビィによると、人間の行動は、さまざまな行動システムによってとらえられますが、とくに愛着に関連するものとして「愛着行動システム」、「怖れ/警戒システム」、「探索行動モデル」の3つをモデルとして取り上げています。
「愛着行動システム」:養育者の保護の下で生存を維持する。生後1歳半くらいまでに特定人物を対象に形成されていく。
「怖れ/警戒システム」:怖れの対象の除去、回避を行う。
「探索行動モデル」:自ら環境について学習し、対応能力を高め、自立へのスキルを身に着ける。
これらの3つが相互に関係しあいながら、子どもの行動は制御されていきます。
例えば、幼い子どもは、親の存在を心理的な安心材料としながら(「愛着行動システム」)、初めて会う大人や子どもと関わる(「探索行動モデル」) 自分にとって、慣れない反応が返ってきたり、難しい相手の場合は、怖くなって泣き出して(「怖れ/警戒システム」)、お母さんのもとへと帰って安心を取り戻す(「愛着行動システム」)といったようなことです。
まさに「愛着行動システム」は“安全基地”として、「怖れ/警戒システム」は“センサー、アラーム”として、「探索行動モデル」は、“自立への行動、学習”であり、3つが程よくバランスされることで、「安定した愛着」が形成されていきます。
・不安定な養育環境がもたらす機能不全
しかし、不適切で不安定な養育環境にあると3つがアンバランスとなり、機能不全に陥ってしまいます。
ボウルビィによると、養育者の拒否的な態度や無視が持続すると、愛着にかかわるすべての行動モデル(「愛着‐探索‐恐れ・警戒」行動システム)が不活性化する、としています。この状態になると、愛着にかかわるすべての情報を防衛的に排除するようになります。養育者と再会しても無視したり、無関心を示したり、といったことです。母を求めて拒絶され、再度混乱を引き起こすことを防止していると考えられます。
愛着は、人間関係のモデルでもあると同時に、危機に瀕した時、疲弊した際に心理的な安心を得るためのものです。子どもが“学習”していくためには適切なモデルや探索行動の際には支えてくれるものが必要ですが、それらがない状態では、“学習”が適切になされなくなってしまいます。
さながら、山登りの初心者が、ベースも作らないままに大きな冬山に登頂するようなものです。遭難してしまったり、仮に無事帰ってこれても大きな傷を負うことになりかねません。自分にとっての山(社会)が充実感を持って取り組める、自分を受け入れてくれる安心できる場所とはならず、恐ろしい魔の山となってしまうことになります。常におどおどとして、不安定な態度を示すようになります。
安全基地がないために容易に他人にだまされ、支配されてしまうことも生じます。不安と混乱に陥り、さらにおかしな行動をとってしまいます。
愛着障害とはなにか?~さまざまな悩みを生む
愛着障害(不安定型愛着)とはなにか?
愛着を形成する時期に、愛着対象が定まらなかったり、不安定な愛情しか得られなかったり、虐待されたり、ということがあると、安定した愛着が形成されなくなります。不安定な愛着しか得られないと、社会との関わり方も不自然とならざるを得なくなります。これが「不安定型愛着」で呼ばれるものであり、特に支障が出るほどの状態を「愛着障害」といいます。世の中の3分の1の人が程度の差があれ不安定型愛着とされます。
・不安定型愛着の世代間伝達
愛着のスタイルは世代間で影響することがわかっています。例えば親子2世代間では、6~7割で一致し、祖母-母親-子どもの3世代間でもかなりの予測性を持つという研究もあります。ただ、世代間伝達は必然ではなく、養育環境以外の社会経済的な環境要因、養育者が成長する中で得た経験や、その時代の社会背景なども影響することは踏まえておく必要があります。
愛着障害の診断上の分類
「DSM-Ⅳ-TR 精神疾患の診断・統計マニュアル」(医学書院)では、虐待やネグレクトなどで愛着対象との関係が損なわれた状態を「反応性愛着障害」。その中でも、誰にも懐かないタイプを「抑制型愛着障害」、見境なく懐くタイプを「脱抑制型愛着障害」と呼んでいました。※通常、「反応性愛着障害」は虐待やネグレクトなどによって生じた相当重度のケースにしか診断がつきません。そのため、一般に「愛着障害」と呼ばれる状態よりも狭義の定義です。
最新の「 DSM-5-TR 精神疾患の分類と診断の手引」(医学書院)では、「反応性アタッチメント症(≒反応性愛着障害)」のみ採用されています。
診断基準に満たなくても、問診などで幼少期に養育の問題が疑われる場合は、比較的軽度の場合は「不安定型愛着」と呼び、特に生活において支障が生じている状態を「愛着障害(Attachment disorder)」と呼びます。
・不安定型愛着を補うための適応戦略
不安定な愛着状態に置かれると子どもは3,4歳ごろから、親や環境を統制、コントロールしようと試みます。代表的なものとして2つのものがあります。
1つ目は、「懲罰型」と呼ばれるもので、親に罰を与えたり、拒否することで思い通りにしようとします。
2つ目は、「懐柔型」と呼ばれるもので、親の相談相手となったり、支えることで、親の気分や行動をコントロールしようとします。
ともに自然なかかわり方ではありません。懲罰型は共感的なかかわりではなく、相手を支配するようなかかわりによる適応戦略です。
懐柔型は相手に合わせすぎたり、強迫的に世話をしたり、依存しすぎるようなパーソナリティを生みます。虚言や演技で相手の気を引くことを覚えたりするなど、いずれにしても率直なかかわりではなく、いびつなスタイルの原因です。
・不安定な愛着(愛着障害)が生む問題、症状
愛着が不安定になるとどうなるのでしょうか?社会で生きていく上で、さまざまな不具合が生じてきます。主要なものとして下記のようなことが挙げられています。
・社会に出た際に対人関係、コミュニケーションが不安定となる。
・アイデンティティや適応に問題が生じるため、生きづらさを感じやすくなる。
・ストレスへの耐性や対応力が低下する。
・発達障害や、ADHDに非常に似た症状が見られるようになる。
・知能が低下する(安定型と不安定型でIQで平均10以上の差が生まれる)。
・認知機能(聴覚的反応や空間統合能力、問題解決力など)が低下する。
・成人してからうつ病や人格障害などになりやすくなる。
・生きづらさを解消するために依存症や自傷行為に陥りやすくなる。
・性的活動をうまく行えず、満足を得にくい。
・倒錯した対人関係の要因ともなる。
など
・トラウマと愛着
愛着とトラウマとは、もともとは別々に確立した概念です。そのため相互の影響の詳細は研究が必要ですが、トラウマ(外傷体験)が愛着に大きな影響を及ぼしていることは間違いありません。
トラウマは、適切な愛着形成を妨げる理不尽な記憶のことを指します。過活動や過剰適応、過緊張、解離、過覚醒といった問題を起こします。成人の場合、外傷経験の未解決さやとらわれが「内的ワーキングモデル」の更新を阻み、安定型愛着の形成を妨げること考えられます。トラウマは、虐待など明らかに大きな出来事ではなくても生じるとされます。(岡野憲一郎教授は、“関係性のストレス”と呼んでいます。)
愛着パターン、スタイル~4つの分類
愛着パターン、愛着スタイルは大きく4つに分類されます。各パターンについてご紹介させていただきます。各パターンに明確に分けられるわけではなく、一人の人が複数の要素を持ちあわせていることが多いです。
※18歳未満は、「愛着パターン」と呼ばれ、18歳以降は「愛着スタイル」と呼ばれます。
愛着スタイルを知りたい方は以下のページで簡易に診断できます。
→関連する記事はこちらをご覧ください。
▶「愛着(アタッチメント)スタイル/愛着障害の種類と特徴~その診断とチェック」
回避型(「愛着軽視(Dismissing)型」)
「回避型」とは、子どもの頃の愛着パターンの名称で、「愛着軽視型」とは、大人の愛着スタイルの名称です。
・回避型(愛着軽視型)の特徴
回避型の名前の通り、養育者とのかかわりが乏しく、探索行動の際も養育者を安全基地としません。養育者が離れた時も不安や抵抗を示さず、養育者と再会しても無関心あるいは回避的な行動をとります。子どもに対する拒否的、回避的、統制的な親の関わり方が原因とされます。成人してからも、親密さを回避し、距離をおいた対人関係を好みます。親しい関係や情緒的な共有は心地よいと感じません。回避型にとって最も重要視するのは、「縛られないこと」。自立自存を最良として、人に迷惑をかけることを避けて、自己責任を重んじます。
→さらにくわしくお知りになりたい方はこちらをご覧ください。
不安型[抵抗/両価型](「とらわれ(Preoccupied)型」)
「不安型[抵抗/両価型]」とは、子どもの頃の愛着パターンの名称で、「とらわれ型」とは、大人の愛着スタイルの名称です。
・不安型(とらわれ型)の特徴
「不安型」という名称からわかるように、不安が強いことが特徴です。特に「見捨てられる不安」がとても強いです。すべての場面を通じて不安が強く、養育者といても情緒が安定しません。そのため養育者がいても探索行動をあまり行いません。養育者との接触でも、接触を求めながら激しく抵抗するという特徴があります。
常に周囲に気を使い、機嫌をうかがったりバカ丁寧に対応したり、迎合したり、不当な要求にも従ってしまうことが多いです。少しでも相手が拒絶的な反応を示すと、激しい不安に襲われ、それを容易にふっしょくできません。自己価値が低く、他者は自分を傷つけたり非難する存在として捉えてしまいます。子どもの頃はいじめられやすい傾向があります。身近な人に依存し、その人に自分の存在を保証してもらうことで何とか、自分のアイデンティティを保っています。
→さらにくわしくお知りになりたい方はこちらをご覧ください。
混乱型(「未解決型」)
「混乱型」とは、子どもの頃の愛着パターンの名称で、「未解決型」とは、成人後の愛着スタイルの名称です。
・混乱型(未解決型)の特徴
混乱型は、回避型と不安型が錯綜してとても不安定なものになりがちです。虐待や著しく不安定な親の場合に生じやすいとされます。まさに親の対応が混乱しているために子どものコミュニケーションも混乱をみせてしまうのです。
一人は不安で人と仲良くしたいが親密になるとストレスに感じて傷ついてしまう。自己開示できないが、人に頼りたい気持ちも強い傾向があります。
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安定型(「自律型」)
安定型とは、子どもの頃の愛着パターンの名称で、「自律型」とは、大人の愛着スタイルの名称です。
・安定型(「自律型」)の特徴
養育者との分離前には養育者を「安全基地」にして探索行動を行い、養育者が分離すると抵抗や不安を示します。しかし、養育者と再会すると、養育者との接触によって分離のストレスを解消し、気持ちを安定させることができます。
絆が安定しており、自分を愛してくれる人がいつまでも愛してくれると当然のように信頼しています。気軽に助けを求めたり、相談できます。人の反応を肯定的に捉え、うがった見方をしたり誤解することがありません。また相手がどう反応するかにあまり左右されません。
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愛着障害を治すために、克服するために必要なこと
愛着は私たちに強く影響を及ぼしますが、のちの環境や取り組み方で愛着障害は克服できます。そのためにはいくつかポイントや必要なことがあります。
下記の記事にてそのことをまとめています。よろしければご覧ください。
▶「子どもの愛着障害の特徴と治し方~愛着(アタッチメント)を育む4つのポイント」
▶「大人(青年期以降)の愛着障害の治し方~必要な5つのポイント」
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(参考・出典)
庄司順一、奥山眞紀子、久保田まり「アタッチメント」(明石書房)
久保田まり「アタッチメントの研究」(川島書店)
数井みゆき、遠藤利彦「アタッチメント~生涯にわたる絆」(ミネルヴァ書房)
数井みゆき、遠藤利彦「アタッチメントと臨床領域」(ミネルヴァ書房)
岡田尊司「愛着崩壊」(角川選書)
岡田尊司「愛着障害」(光文社)
岡田尊司「愛着障害の克服」(光文社)
滝川一廣、小林隆児、杉山登志郎、青木省三「そだちの科学 愛着ときずな」
「子育て支援と心理臨床 vol.9 2014 9月 愛着理論と心理臨床」
高橋惠子「人間関係の心理学 愛情ネットワークの生涯発達」(東京大学出版会)